引き算の料理
日本料理の極意とかそういう話ではありません(笑)
安静期間中、夫が料理してくれたときのこと。いんげんを茹でていたので、「このあと何か(味つけ)やるの?」と聞きました。そしたら、「何も。マヨネーズつけて食べるだけだよ」と。
目から鱗でした。
何言ってるのと思うかもしれませんが、私の中で
- 2つ以上の食材
- 必ず火を通す
- しっかり味つけ
この3つのうち2つ以上をクリアしていないと、料理とは言えない!と思い込んでいたのです。
だから、メインにもサブにもそこそこ時間がかかるし、味つけがかぶらないように考えるのがすごく難しくて、それだけで料理がさらに嫌いに。
それでいて、全部が全部しっかり味つけだと、ある意味くどい。
その代わりメインはちょっと頑張る
さらに気がついたのは、夫の料理はメインは凝ったものが多かったのです。
メインが見た目も味もしっかりできているので、他がシンプルでもちゃんと料理できてるなぁという印象。夫は料理が特別得意というわけではないのにもかかわらず、です。
メリハリが大事
料理が上手な人ならすべてに手をかけた上で、味つけのバリエーションでこのメリハリを出すのかもしれません。
しかし、サブがシンプルな夫の料理でも、ちゃんと料理できてるし、おいしいと思いました。日々の食事なら、このくらいで十分満足できます。
難しく考えすぎていたのかもしれない
実家にいるときもトマトのスライス(トマト切っただけ)、冷奴(豆腐にかつおぶしとお醤油かけただけ)など、食材ほぼそのまま副菜って結構あったかも。
家で料理をするからには、全部何か調理しなければいけないと思い込んでいたけど、手順をどれかひとつでも省くことで、とても楽に一品増やせるということに気がつきました。
得意でも好きでもないのに、毎日やらなければならないこと。だったら、力を抜けるところは抜いて続けられるように。
いつもと違う視点から料理を見て、そんなことを思ったのでした。